2015夏OcuFesに参加してきました(イベント感想編)
8/24(月)ベルサール秋葉原にて開催された「G-Tune × AMD OcuFes 2015夏」に、出展者として参加して参りました。
「アキバ大好き祭り」という日曜・月曜二日間行われるイベントの一部としての開催。
なぜか月曜日開催ということで、一部の出展希望者・参加希望者のブーイングをくらっていましたね…
しかし、終わってみれば「月曜で(まだ)よかったのかも…」という大盛況ぶりでした。
土日だったら、たぶん入場規制が必要になっていたのではないかと思います。
今回私がもっていったコンテンツは「初音ミクVRライブ」。
初音ミクさんのネームバリューに加え、「shake it!」という大人気曲を使用…ということで、注目度は高かったのか、おかげさまで常に列が途切れることなく…
開催時間12:00~18:00まで、休むことなくずーっとオペレートしっぱなしでした…
なので、残念ながら他のVRデモを楽しむことは、ほとんどできませんでした。
体験できたのはふたつだけ。
前日設営の際にお願いしてやらせていただいた(ありがとうございました!)「カスタムメイド3D」。
インターフェイスのデザインや使い勝手がすばらしく、Oculusをつけたままでも楽に操作ができるようになっております。
さすがに商業作品だけあって、背景などもきっちり作りこまれており、促され後ろを振り返ると、おお!と言いたくなるような豪華な室内背景があったりしました。
実際に、カスタム画面と、モデル3人がダンスしてくれる部分を見せていただきました。
カスタム画面はとても使いやすく、感心することしきり。
モデル3人ダンスは、今回自分で持っていったのもダンスもののコンテンツなだけに、プロはどのような処理をしているのか気になるところ。
「3人踊らせるのは、スペック的には大丈夫なんですか?」
「ちょっと苦しいです」
あーやっぱり…
現状のOculusの能力だと、モデルを3人踊らせるのは結構きついです。
データが重くなり、映像のクオリティがやや劣化します。
実際見せていただきましたが、「あー、少し…なってるな…」という感じ。
(※なってる=遅延など、体験クオリティに瑕疵がある状態)
それほど大きな違和感ではありませんでしたが、やはり3人はきついのだな…
ダンスの内容は、ちょっとミュージカルっぽい…長椅子が真ん中に置いてあり、その周囲をモデルさんたちが歩きまわりながら歌ってくれます。
これをMMDのモーション付けでやったら相当きついな、というような「歩きまわりモーション」でした。もちろんというか、モーションキャプチャだそうです。
仕上がりは満足度の高いものでした。さすが!という印象。
個人的に気になったのは、「モデルさんが実際の人間と同じ縮尺ではない」というところ。
ちょっと小さいんですよね。実際の人間の四分の三くらいの感じかなあ。もっと小さいかも。
ただ、こういった絵柄のキャラクターというのは等身も実際の人間とは違いますし、単純に同じ大きさにはできないと思うので、意図あってのことなのだと思います。
普通のいわゆる萌え的なコンテンツの女の子をそのまま持ってくると、どうしたって「頭でかっ!!」ってなってしまいますので…そのあたりを軽減するための縮尺なのかも。
自分も、キャラ体験コンテンツを作る際にキャラの大きさをどのくらいにするのかは悩むところなので(今はもう一律で、そのモデルの大きさそのままを1.3倍とかにしちゃってますが…)その辺もうちょっと突っ込んで聞いてみたかったな…
あともうひとつは、オキュフェス開場前に、おとなりのスペースだったので体験させていただいた(ありがとうございました!)「ODshooter」。
Oculusならではの、視界360度で体験できるシューティングゲームです。
ビジュアルはシンプルですが、それがかえって頭に入ってきやすく、プレイしやすい。
私はシューティングゲームをほとんどやったことがないので、終始オタオタしながらのプレイだったのですが、視界右側に出てくる敵を倒したと思うと、今度は左の視界の隅だったり下の方だったり上の方だったり、本当に大きな視野の中で現れる敵を倒すというのは、シューティング好きな人ならかなり惹かれるシチュエーションなのではないかと思いました。慣れてきたら嵌りそう…「次はこっちだろー読んでたぜーフハハハ!」みたいなw
ほかにもたくさん試してみたいデモはあったのですが…いかんせん自分のスペースから一歩も出られない状態!
うちのデモは一回が4分近くあるので、回転もどうしても早くすることはできず…
6時間休まず回しっぱなしでも、百人体験するのは無理、せいぜい80人というところ…
Oculusの性質上、多人数いっぺんに体験ができないのが辛いところです。
オペレートも、ある程度「このコンテンツは2分」とか決まっているものならまだいいですが、そういうタイプのコンテンツではない場合、一人に何分もかかってしまうこともままあるわけです。
今後OcuFesの出展者も増え、参加者も増え…となった場合、その辺で大渋滞が起こることは想像に難くありません。
ではどうしたらいいのか…というのは一筋縄ではいきませんが、いくつか意見として出ていた「デモは何分かかるか明確に表示して並ぶ際の指標としてもらう」「最後尾札などの整備」「受付終了もわかりやすく」「列整理の人員配置」(今回スタッフさんの列整理には大変助けられました!ありがとうございました!)など、次回に少しでも生かせることはありそうです。
あと、どんなコンテンツかわかってもらうためにポスターだったり説明書きだったりは大事ですよね。
私は今回、ミクさんのポスターを二種類✕3枚持っていって、それを卓上にセッティングしていました(壁に貼るのは禁止だった!)。コピーセンターにデータ持っていって、A3サイズ出力で一枚¥250でした。
ちょうどこちらの記事の下の方、ブースの写真付きでご紹介いただいています。
自分で写真を撮ったりする暇がまったくなかった!!
多くのブースはモニタを表側に向けて、「こういうデモやってますよ~」とミラーリングしてらっしゃるのですが、今回このコンテンツではネタばれを避けるため、モニタは表に向けておりませんでした。
デモの種類によってはミラーリング必須ですよね…!!
もともと同人畑の人間なので、やはりコミケ的なtipsがいろいろ浮かびます。
やがていろいろとわかりやすいノウハウが確立されるといいな~と思います…
人は、一番好きなキャラクターが目の前に現れるとどうなってしまうのか
人は、一番好きなキャラクターが目の前に居て、じっと自分を見つめてきたら、どうなってしまうのでしょう。
私は「OculusRift」というヘッドマウントディスプレイを使い、MikuMikuDanceという3DPV作成ツール用にユーザーがつくって配布しているモデルをお借りし、「好きなキャラクターの3Dモデルが目の前で自分を見つめてくれる」というコンテンツの体験会を、たまに開催しています。
「進撃の巨人展」で話題になった「360°体感シアター 哮」で使われているものとまったく同じものを使っています。
「PCのモニタの中に自分が頭を突っ込んで、中を見ている」という感覚が一番近いかもしれません。
体験している様子と、体験者にどんな画像が見えているかを撮影させてもらったものがこちらです。半分くらい見ていただけると感じがわかるかと思います。
OculusRiftDK2で好きなキャラクターに会う動画 - YouTube
キャラクターは体験者のちょうど目の前に立っており、背の高いキャラだと見上げる感じ、背の低いキャラなら見下ろす感じになります。キャラクターの身長をリアルに感じられます。
(上の動画ではキャラクターの背があまり高くないのと、体験者がヒールをはいていて背も高いため、ちょうど同じくらいのところに顔がある感じになっています)
モーション(キャラクターの動き)はごくごく単純なものしか入れていません。
基本パターンは2つあり、笑顔で手を振ってくるタイプと、いわゆるツンデレキャラ用(目をあまり合わせてくれない)とあります。どちらにも当てはまらないキャラクターの場合は、専用でモーションをつくったりすることもあります。
私は別にOculus社の回し者でもなんでもなく…この体験会によってまったくお金を儲けてはいないのですが(むしろ、交通費、機材費その他もろもろすっごくお金がかかっていますし、体験者には基本会場費しか負担してもらっていません)
ではなんでこんなことをやっているのかと言いますと。
一番好きなキャラクターと初めて出会った人の反応というのが、ものすごく面白いものだからです。
もちろん、この体験で「本当に好きなキャラクターに出会っている」わけではありません。
二次創作的に作られた既存のキャラクターモデルにモーションをつけたものをPCで再生しているだけだし、それに「体験者が装着しているヘッドマウントディスプレイの位置をモデルの顔が追っかけるスクリプト」(なので、体験者の方をじっと見ているように感じられる)を入れただけのものです。
ですが、多くの方は非常に激しい反応をしてくれます。足がすくんでモデルに近づけない人、倒れ伏す人、話しかける人、泣き出す人も居ます。
それを間近で見るのがあまりに面白すぎるので、10キロ以上ある機材の入ったキャリーケースを転がし、いままで300人以上の方(ほぼ女性)に体験していただきました。
それらの経験をもとに「人は好きなキャラクターに出会った時にどういう反応をするか」の主なタイプ分類を紹介していきたいと思います。
※私が開催している体験会はほぼ女性オンリーの体験会の為、「女性の場合の反応分類」になります。
1. 近づけない人
全体の中でもかなり多いタイプの反応です。
だいたい、キャラクターが体験者と1mくらい離れた場所に立っているような設定になっていますが、キャラクターの姿を視界に認識した途端に後ずさります。
Oculusは、体験者の正面に置いてあるカメラで体験者(の装着しているHMD)の位置を認識しているので、カメラの位置からあまり離れると、映像に「カメラの認識範囲から出ちゃってるよ!」という警告文が表示されますが、この警告文が表示されっぱなしになるタイプの人です。
キャラクターの姿をまともに見ることができず、腰がひけてどんどん後ろにいき、「無理!無理です!」とあえぐように声を振り絞る。
ただ、慣れてくるとだんだん近づいて見られるようになる人も多いです。初めて!の時に非常に多い反応。
また、「一番好きなキャラ」だと何度見ても直視できないのに、二番目に好きなキャラクターだと問題なくスーッと寄っていってニコニコしながら見ているというパターンもあり、興味深いです。
2. 不動&無言で見つめる人
一見無反応ですが、よく見ると顔(口元)がものすごい笑顔なのがこのタイプの特徴です。
Oculusではキャラクターに近づけば実際に人に近づいたように距離が縮まりますし、横の角度から見ても顔が体験者を追っかけてくれるのがひとつの特徴でもありますが、ほぼ不動で真正面でただずーっと見つめ合っています。よく見ると、手が震えていたりもします。
あとから感想を聞くと「静かだったと思いますけど心の中は嵐でした」という方が複数。
終わったあとに反芻して泣き出す人も居ます。
3. 話しかける人
実際そこにキャラクターが居るように話しかける人も多いです。
一番多いのは
「こんにちは」
「は、はじめまして…」
「いつもお世話になっております…」
(挨拶)
「ごめんなさい」
「すいません」
(※同人活動をやっている人などが「いつも◯◯しててすいません~」「妄想しててすいません」などと謝るケースもあるが、自分がキャラクターと相対していること自体が恐れ多くて「(自分なんかのことを見てくれちゃって)すいません」というケースが非常に多い)
スポーツ漫画のキャラクターに対して
「インターハイ出場おめでとう…」
アニメ放送がはじまったキャラクターに対して
「アニメ見るからね!!」
社会人のキャラクターに対して
「お仕事がんばってください」
芸能人のキャラクターに対して
「応援してます」
など、キャラクターの世界観の中で話しかけるパターン。
そのほかにも、分類不可能なほどいろいろなパターンでキャラクターに話しかける人が居ます。ずーっと何かしら喋りかけている人も。
人によって妄想の世界がものすごくて、とても字には起こせない…というのもたくさんあります…
4. いろんな角度から見ようとする人
一番アクティブなタイプです。
この立体視体験を楽しみ、どうなっているのか興味があり、いろいろ試してみる人。
アップギリギリまで近づいたり、しゃがんでみたり椅子に乗って見下ろしてみたり、キャラクターの背中側を見たがったりと好奇心旺盛。
だいたいの人は「へえー!へえー!すごーい!」と感想を言いながら楽しんでくれている様子。
比較的冷静な「観察型」もここに分類されます。
中腰でモデルの周囲をくるくる動き回るため、次の日筋肉痛になる人が多数(※オキュ痛と呼んでいます)。
というわけで、好きなキャラクターに女性が出会った場合の反応は、主に以上の4タイプになります。
もちろん、各種の複合型や、軽く発狂する奇行種タイプ(本気の悲鳴や奇声をあげる、椅子から落ちる、泣く、わめく、ジャンプする、激しくリズムを取る、キャラを罵りあとで反省する…など多種多様)倒れ伏して虫の息になるドクターストップ型などまったく様々な反応があります。
体験の様子をずっと見ていて思ったのは、体験者のキャラクターとの距離の取り方が如実に現れるのだなあということ。
どんなになだめすかしても、大好きなキャラクターに近づけない人。
悲鳴をあげてしゃがみこんでしまう人が居ると思えば、躊躇なく近寄って抱きつこうとしたり、積極的に話しかける(答えてくれるわけでもないのに!)人も居ます。
また、キャラクターが必ず体験者の方をじっと見つめる(正確には頭がそっちを向く)ようになっているので、それが辛くてしょうがないという人も少なからず居ます。
「自分のことなんか見ないでほしい!」「自分の方を見ないバージョンをつくってほしい」という要望も非常に多いです。
PC側で操作をしてキャラクターの背中側の方を映すと体験者がキャラクターの頭の向きから外れるので、そうするとあからさまにホッとする人も多いです。「ずっと見られていると落ち着かない」んですね…
(※ただ、この体験者を見つめてくる仕様が体験する上でのキャラクターの実在感をあげているので、これを取り除くとまたちょっと性質の違うコンテンツにはなってしまいます…)
あとは、「好きなキャラ二人が仲良くしてるところを遠くから見つめたい」要望も、もちろん最初から想像できていましたが、多く寄せられています。
はじめた頃はまったく想像も出来なかったことですが、現在このオキュラス体験会では「体験者が体験する様子を動画で撮影しあい、それを見て楽しむ」という流行がはじまっています。
友達のあの子が大好きなあのキャラに出会ったらどんな反応をするのか?
地団駄踏む人、膝をついて拝む人、泣き出す人、爆笑する人、ひたすら話しかけてる人。
自分がいったいどんな反応をするか想像がつかないのも面白い(自分は固まって動かないorどうなってるか観察するだろうと予想する人が一番多いのですが、そういう人に限って予想もつかないような爆発的な反応をしたりします)。
それが面白くて、「自分は体験をしなくてもいいから体験する人を見に行きたい」という人も。
体験会は十~数十人集まってもらい、2~3時間で1人ずつ体験してもらうものなので、実際に自分が体験している時間は、せいぜい5~10分。それ以外の時間はすべて他の人の体験する様子を眺めているだけになってしまうのですが、「退屈だった」という声はほとんど聞かれません。
体験する人の様子が、面白いのです。
基本私の体験会はほぼ「女性オンリー」の体験会としているため、気兼ねなく騒ぐことが出来ます(男性が居るとダメ、という人も少なからず居るので)。
また、「全員がオタク」であり、仮にジャンルが違ったとしても、好きなキャラクターを目の前にして騒ぐ姿を見せ合った…という…何か不思議にピースフルな空間になっているのが現状です…
名古屋で開催した際、体験者60人くらいが参加し、Oculus2台で回していたのですが、ほかの人が体験している時も、その人がどんな映像を見ているのか、待っている人に見られるようにしています(ノートパソコンのモニタにミラーリングし、列の方に向けている)。
そこに自分たちの好きなキャラクターが映ったり、手を振ったりするだけで、待っている方々も「キャー!!」となったり。さながら本当にアイドルに会える握手会のようでもあります。
また、体験が終わったあとも、初めての視覚刺激体験だからなのでしょう。
幻覚のように見た映像がまぶたの裏に蘇ってきたり、夢に見たり(※私も初めて見た時は夢に見ました)する方が非常に多いです。
また、終わったあとは非常に疲れるようです。体験中興奮と緊張で体温はあがり、HMDの中のレンズが曇るので、やる度に拭いたりもします(涙で見えなくなってしまう人も)。
変な姿勢で緊張しながら相対するので、前に述べたように変なところが筋肉痛になるケースもあります。
誰かが好きなキャラクターに出会うその瞬間を目の当たりにできる。
それを見るだけでも、事前にリクエストのあったキャラクターのデータをそれぞれ準備し、重い機材運んで体験会を開催する価値はある…と、やる度に思うのでした。
※今回、男性が体験した場合についてはふれていませんが、女性が体験した場合のように激烈な反応になることは稀です。ひたすら観察、眺め回すタイプの人がほとんどのようです。
(※文中に使用した画像には、rocoさん製作イギリスモデル・ペニシスさん製作黒い人モデル・カブッP製作バーテーブル&チェアーモデルをお借りしております)
(※この体験会は、主催がまったくの趣味で自分の仕事が休みの時に気まぐれに開催するものです。お問い合わせなどはTwitter(@emifuwa)か、h_utah@excite.co.jpまで)
↓MMD製作者の方々が、自分の体験風景を動画にしてくれたもの
↓とぅぎゃったーまとめ
名古屋Oculusゆるふわ体験会まとめ - Togetterまとめ
何度も会場としてお世話になった、銀座のチーパズカフェさん。
チーパズカフェ (CHEEPA'S CAFE) - 銀座/喫茶店 [食べログ]
いつも階下に悲痛な叫び声とか喘ぎ声を響かせたり、時間足りなくて延長させてもらったりして…すごく…お世話になっております…
特撮のフィギュアや昔のおもちゃなどがいっぱいで、ただ立ち寄るだけでもオタクの人にとっては楽しい空間ではないかと思います!
名古屋オキュ終了しました~オキュ体験再現動画紹介
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11/22、名古屋にてまたまたオキュラス体験会やってきました!!
Oculus Rift DK2 ゆるふわ体験会(名古屋編) : ATND
名古屋方面の友達に会いに行くため、せっかくだからOculusも持っていってその子にやってもらおう~MMDやってる人たちであっちの方に住んでる人たちも一緒にどうかな~
…くらいの軽い気持ちで募集したら、前回の銀座オキュの反響が非常に大きく…大きく募集したわけでもないのに2時間くらいで40人以上参加希望者が集まってしまいました…
まだまだ集まりそうな空気だったので、なんとかもう一台Oculusを確保し、無理やり60人まで参加者を増やし…時間は3時間…
結局のところ、60人以上を3時間で2台でさばくのは難しく、3時間半くらいかかってなんとかギリギリ全員に体験してもらうことが出来ました…
お手伝いしてくださった@izmさん、本当にありがとうございました!!
@izmさんすごかったっ!!完全に有能だったっ!!
いろいろあってデスクトップを搬入させてしまって本当に申し訳ありませんでしたっ!!
でもおかげで、参加者の皆さんは素晴らしい体験が出来たと思います…本当に本当にありがとうございました…
あと、受付手伝ってくれたテルコ・のわさんありがとう!!
体験会やると、やってる間はフルスロットルでオペレートしているので、来てくれた友達としゃべる時間が全然ないのがちょっとさみしいのであった…
今回は本登録者45名分のデータ作成で軽く死亡し…名古屋日帰りの強行軍で…次の日はほぼ寝込んでいましたが…
人数が多かったせいもあったのか、かなり盛り上がった体験会でした。
とぅぎゃったー、今回は自分でまとめてみましたが、ハッシュタグ付きのものだけでなく、参加者のつぶやきをチェックして容赦なくまとめております。
これを読んでいただくと、その狂乱っぷりが少しでも伝わるのではないかと。
名古屋Oculusゆるふわ体験会まとめ - Togetterまとめ
そして、名古屋の体験会での様子を、参加したMMDerの方が動画にしてくださいました。
私はこの時の様子を真横で見てましたが、本当にこんな感じだったし会場には嶺ちゃんのいい香りが漂ってました。
黒ごまスコーンさんの動画は、自分の体験を動画撮影してのモーショントレース。
かわいい(*´∀`*)
稜さんはご自身でOculus視聴用モーションを作成してくださいました。そのモーションの内容と、それを見ているご自身の様子を再現…
前回の銀座オキュでの数名の体験風景をしろねこさんが動画にしたものが好評を博し、それ以来体験風景を友達同士で動画撮影し、楽しむというのが流行っている様子…
「体験している人を見るのがおもしろい」のもOculusの醍醐味のひとつであるのは間違いありません。
実際、今回の名古屋の体験会は、開催時間3時間の間、自分が体験できるのはせいぜい4~5分。それ以外の時間はずーっと人の体験しているところを見てるだけ…
でも、退屈した人はまずいなかったと思います。
とぅぎゃったーでのつぶやき見てもらえばわかりますが、人のを見てるのが面白い!
私も、なんで体験会やるかってそれはやっぱり体験してる人の反応が見たいから!にほかなりません。
今まで参加した人で、Oculus体験はできなくてもいいから、人がやるところを見るために体験会に参加したい!という人も少なからず居るくらいです。
ですが、
・Oculusをかぶっている人は目が見えていません。後ろから押したりするのは危ないので絶対やめましょう。
・動画撮影は、どうしても近くに居る人の姿が映ってしまったり、声が入ってしまったりします。データの取り扱いは慎重にしましょう。
(※体験会に参加すると、どうしてもそういった撮影に映りこんでしまったり、音声が入ってしまったりすることがあると思います。体験動画を作る方は「許可をもらって問題のないもの」「周囲の音声はほとんど何を言ってるかわからないもの」を使用していると思いますが、どうしても嫌!という場合はご相談ください)
このあたりだけは、どうぞご注意よろしくお願いします。
次回の体験会では、許可をいただいた方の体験の一部始終を撮影してみたいと思います…
そうすると「Oculusってこんな体験」というのがわかりやすいと思うので…ほんと、説明するのが難しいんですよね…(;´∀`)
Oculusで思う存分バニーちゃんかわいい!してきた~IN クルージングパーティ
先日は、今まで開いていた体験会とはちょっと違う場所でOculusを試していただきました。
そこは船上!
クルージングパーティの席で、Oculus体験会…もとい
「バーチャルバニーちゃん体験」を、皆さんにしていただきました!
私がOculusを購入した理由というのも、「バニかわ村(※バニーちゃんかわいい村の略称)を作りたい」…というものでした。
バニーちゃん好きな方々に、Oculusでバーチャルバニーちゃん体験してほしいよおお!!という夢の第一歩!
さて、今回のクルージングパーティは、バニーちゃんの誕生日に合わせて開催されたもの。集まった方々はバニーちゃん好きの人たちばかりです。
これは素晴らしい機会…是非ともこの場でOculus体験を実現したい!!
ものすごい倍率をくぐり抜け参加を決め、主催さんにプレゼンをしました。
「こういうガジェットで、バニーちゃんのコンテンツを作りたいんです!それでバニーちゃん好きな人に体験してもらいたいんです!」
「それはMMDライブみたいなものですか?」(主催さんはOculusを良く知らない)
「いいえ、そういうものとは違います!やってみてもらわないとわからないんで、試作できたらお見せします!!」
で、試作をやっていただいたのが前回の体験会。
クルージングの席でOculus体験をやるというのは当日その場まで秘密にしておりましたので、試作を体験いただいた方には、内容など秘密にしていただきました。
船の中でのバーチャルバニーちゃん体験
さて、今回は船の中での体験ということで、立って足元がおぼつかないと危ない。
なので、体験者さんには椅子に座って体験していただくようにしました。
椅子に座り、Oculusをかぶってもらうと、こんな流れです。
1.バニーちゃんが少し離れたところに立っている。
2.歩み寄ってきて、優雅に一礼する。
3.体験者の前でひざまずき、にっこり笑う。
作っておいて自分で言うのもなんですが、目の前でひざまずいてくれて、見上げられるとかなり破壊力があります!
製作中の段階でひざまずかれた時、思わずガッツポーズしましたからね!これはいい!
そして、少しだけキー操作で動作や表情を加えられるようにしました。
F5→手を振る
F6→唇に人差し指をあて、「しーっ」(奇声をあげる体験者用)
F7→首をすこし傾け、にっこり笑う
F8→うなずく(試験的に入れただけで、ほとんど使いません)
ひざまずいたあとに手を振る・にっこりなどを入れ、そのあとF9を押すと最後のモーションに切り替わります。
4.表情が変わって、突然立ち上がる。
5.もう行かなければ、ごめんなさい、みたいなことを言う(実際は音声なし)。
6.「See ya!」をする
7.NEXT発動(水色に光る)し、高く飛び上がってどこかに行ってしまう。
体験者が後ろを向くと去っていく後ろ姿が見える。
というのが一連の流れ。だいたい1分~1分30秒くらいです。
(※デスクトップを録画した関係で少し動きがカクカクして見えますが、実際はなめらかに動きます)
MMDで、モーションをいくつか分割して作りました。
1.最初のポーズから歩いてきて礼をしてひざまずきにっこり笑うモーション
2.調整用のほぼひざまずいてるだけの一瞬のモーション
3.手を振るモーション
4.「しーっ」をするモーション
5.にっこりするモーション
6.うなずくモーション
7.立ち上がり、飛んで去っていくまでのモーション
まず1→2とつながるように配置し、あとは全てキー操作で行けるようになってます。
なので、オペレーション者(私)が常に画面をみながら操作をしないといけない感じです。
ただ、タイミング自体は難しくはないので、やり方を覚えれば誰にでもできます。
前回の記事のPC写真にある、F5~F9キーのところに貼ってあるシールみたいなものは、これだったのでした(マスキングテープを貼って書きました)。
実際にやってみた結果はというと…
1. 揺れはほとんど気にならなかった
案外、揺れってそんなに気にならないものですね…テンションがあがってたからかもしれませんが。
2. 時間に制限があったので、ゆっくり体験してもらえなかった
結局30人くらいの方にやっていただきましたが、最後駆け足になってしまった方も。
体験いただけない方もいらっしゃいました。申し訳ない…
そんな中でも、皆さんすごく良く反応してくださって、ありがたかったです…
楽しんでいただければ、この上ない喜びです!
主催のお二方、スタッフのみなさま、参加者のみなさま、とても楽しかったです!
それと、モデル使用許可をくださった鎌P!いつもありがとう!!
皆様に、ありがとうございました!!
バニーちゃんかわいい!!
Oculusお外でデモセット・中身拝見
今回は、私がOculusデモをする際に使用しているものをご紹介したいと思います。
①ノートパソコン(ALIENWARE17)
GeForceのOptimusというシステムがOculusDK2とやや相性が悪いため、Optimus未搭載機ということで、かなり選択は限定されましたが、見た目もカッコイイ上に、LEDのカラーまで好きに選べる…エイリアンウェアにしました!
もちろんDirectモードでデモが出来ますし、とても気に入っています(*´∀`*) うさぎさんノート!!
実機を持っていらっしゃる方に意見を聞けたのも大きかったと思います。
現在のスペックは以下の通り。
CPU: Corei7-4710MQ プロセッサー (6MB キャッシュ)
メモリ: 8GB DDR3L 1600MHz (4G x 2)
グラフィックス: NVIDIAR GeForceR GTX 880M 8GB GDDR5
ハードディスク: 500GB
②パソコンスリーブ
今回はこれを自慢しに来ました!!
なにせ17インチもある馬鹿でかいノート。厚みもすごくて、市販のPCケースでは使えるものがまったくない!!
探しても見つからないレベル!!
大型のキャリーケースに入れて移動しようと思っていたけど、さすがに剥き出しで入れるわけにもいかない。
諦めかけて自分でバッグ買って中にワタでも詰めようか…と思っていたら…
裁縫の出来る(※プロ)のフォロワーさんが、「布を選んでもらえば作りますよ!」と言ってくださった!!
お仕事でも何度も作っていらっしゃるそうで、中にウレタンを挟んで作るのだそう…
というわけで、出来てきたのがこれ!!
17インチのゲーミングノートも怖くない!!リバティプリントのPCスリーブが爆誕…!!!
裏地は上品な紺、フタにはスナップ付き。
しかも余った布でポーチまで作ってくださって…!!
ポーチには、カメラを立てる一脚セットやマウスを入れます…本当にありがとうございました…!!
③Oculus Rift DK2
これは説明は要らないでしょうね。
④Oculus入れるトート
ムーミンのトートバッグ、まんまと購入したやつをまったく使わず置いてあったので…
(本当はちゃんとしたケースに入れた方がいい気がします)
写真に映っている大型のキャリーケース(6泊以上用ってやつ)にデモセットを入れて移動します…
ちょうどいい高さにキャリーの持ち手が来るので、コロコロ転がせば移動は案外楽なのですが、駅の短い階段などが敵です…右腕に筋肉つきそうでした(;´∀`)
⑤その他いろいろ
Oculusのトラッキング用カメラを設置するために、一脚とその足。
monopod(モノポッド) グリップ付き一脚 ブラック SP068
- 出版社/メーカー: スペックコンピュータ株式会社
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 2人 クリック: 6回
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ピンク色の電源タップ。
写真は撮ってないけど、ピンク色の養生テープも買いました。
(ケーブルを固定したり位置をバミったりするのに使う)
なんでピンクと赤ばっかりなのかって?
バニーちゃんかわいい。
あとはマウス(普段使い慣れてないノートのタッチパッドを現場で使おうとするとすげーイライラするので必須)とか、そんなところでしょうか。
とりあえずこんなくらいあれば、いつでも表でOculusデモが出来ます!
幾らかかったかは、聞かないでほしい。
来月のカードの引き落としが…本気で…おそろしい。
Oculus Rift ゆるふわ体験会その2 ~巨大ステージをあがったりさがったり
Oculus(比較的女子向け)体験会。
二回目を、先日行いました。
Oculus Rift DK2 ゆるふわ体験会 その2 : ATND
体験者の皆さんの反応は、相変わらずの阿鼻叫喚の渦で、主催としては大変ありがたかったです。
反応まとめはこちら!(ありさとさん、ありがとうございます!)
・今回はやっと表でデモできる自分のノートを購入しましたので、それを使用しました。
「ALIENWARE」の17インチです。
ピンクの電源タップも買った!!移動用のキャリーケースも買った!!
やはり人に借りるよりも、自宅で全部セッティングしていけるので安心感があります。
人に機材を借りて現地にデータを持っていき…ってやると絶対当日何かあってアタフタするはめになるので!!これでもう平気!!勝つる!!
大型のキャリーに入れて移動したのですが、コロコロ転がすので案外楽なんですけど、駅の階段が…つらいです…(距離のある場所はエスカレーターやエレベーターあるけど、ちょっとした短い階段が結構ある!!)
右腕に筋肉がつきそうだと思いました。
さて、体験者の皆様に見ていただく内容は今回も前回とほぼ同じ、キャラクターモデルが体験者をじっと見つめてくれて、手を振ってくれるというような内容だったのですが、今回はちょっと仕掛けのあるものをひとつ作ってみました。
きっかけは、体験者の方からあった「このステージをOculusで見てみたい!」というご要望です。
それが、まきがねさん作のこちらのステージ。
MMDで画像を撮ってみましたが、大きすぎて(縦が長すぎて)画面に入りきらない…そんな巨大で美麗なステージです。
この中にモデルを一体読み込んで、とりあえずいつものようにデータを作ってみました。
Unityでデータを作る時にOVRPlayerControllerを使っているので、キーボードの矢印キーを使い、ゲームをプレイしているようにこのステージの中を視点だけ水平移動することが出来ます。
なかなか上手く操作するのが難しく、柱にぶつかりそうになると、Oculus着けると本当に「ぶつかる!」って一瞬思うのが不思議。まあ、通り抜けちゃうんですが。
それを使ってしばらく遊んでいたのですが、せっかくこれだけ天井の高いステージ、体験者が「上昇」できたら面白い。
…と思っていたら、「5」キーと「6」キーで、下降・上昇ができるというじゃありませんか!!
CameraContorollerの「Use Player Eye Hight」という部分のチェックを外せば、ちゃんと5.6で上昇下降できるようになりました。
それで、しばらくは天井のガラスの方まであがってうわー!とか楽しんでいたんですけど、「下降」をやってみると、どんどん下に潜ることもできる。設定上の「床」を通り抜けて、その下にも。
これって、床の下に何か置いても面白いんじゃないだろうか…
と思いつき、やってみたのがこちらです。
Unity上の画面スクリーンショット↑
ステージを、床を介して鏡合わせになるように2つ配置しました。そして、キャラクターモデルも上と下に鏡合わせに配置。
床があるので、下に潜らないと、下に何かあることはまったくわかりません。
iPhoneでUnity画面を撮影したもので見にくいですが、下の画面が体験者視点です(※実際はもちろん周囲を見まわしたり真上真下を見たりできますが、これはUnity上での再生画面なのでまっすぐ前だけ見た状態)。
体験者にはOculusを着けてもらい、操作をするのは私。
まずぐわーっと上昇し、キャラクターを見下ろしたり、まわりを見回してもらったり近づいてきた天井などを見てもらう。
透明のエレベーターで上昇しているような、不思議な感覚を味わっていただきます。
ひと通り見てもらい、それじゃあ降りますね!と言って下降。
床に着地するかと思いきや、そのままゆっくりと潜ると、下には鏡合わせの世界に、もう一人のキャラクターが…!という演出。
上に立っている青いジャケットのキャラクターにはHeadLookが入っているので、上の画面でよく見ると、体験者が上昇・下降するのに合わせて顔が上下に追いかけているのがわかると思います。
Oculusでゲームやアプリを作ってらっしゃる方にはなーんだ、と思われるような、コンテンツとも言えないような単純な作りだと思いますが、実際にキャラクターのファンだと、とても盛り上がるものです!
一度ひとりにやってもらったら皆さんやりたい!と言ってくださいましたが、なにぶん重い!!巨大なステージ2つとエフェクトを何も考えずポーンとブチ込んであるので、パフォーマンスチューニング何それおいしいの?な結果fpsは20~30くらいしか出ていません( ;∀;)
Oculusで体験すると結構ガクガクしますが、そんなことはものともせず、みなさんとても楽しんでくださったようでした。
今度もうちょっと勉強して、もう少しfpsあげたいです…
ステージ使用許可をくださったまきがねさん、ありがとうございました!!
大人気でしたよ!!
いま、またこれとは別の、少し手を掛けたコンテンツを作っています。
モーションが主体で、キャラクターのファンじゃない人には別になにも面白くないかもしれませんが(*´∀`*)
そちらの方に関してはまた、のちほど。
「女子限定!Oculus体験会」無事終了しました!
先だってお知らせしておりました、女性限定のOculusRiftDK2体験会。
女子限定!Oculus Rift DK2 ゆるふわ体験会 : ATND
おかげさまを持ちまして、無事終了することが出来ました…
ああ、肩の荷がおりた。
機材は人様からお借りしたのですが、当日借り先に出向くと、使うはずだったノートが起動しないという事態…!!
急遽別のノートをセッティングし、ほぼ新品のをお借りしたりして、結局3台も揃えることが出来ました…!!
本気で出来ないかと肝が冷えた…色々セッティングしてくださったSさん、本当にありがとうございました…何も出来ずに人だけ集まるところだった…フウ…
ギリギリまで色々調整をしたあとタクシーで会場に向かい、なんとかセッティングを終え、続々と入ってきてくださる参加者さんたちに、順番に体験していただきました。
参加者は補欠の方やお連れ様も含めて、のべ40人。
時間が足りるか危惧していたのですが、12時半前には全員体験でき、あとは二回目の列を消化して、無事終了できました…
オペレーションに精一杯でなかなか段取りも悪かったのですが、みなさんが自主的に動いてくださったおかげで、滞り無く体験していただくことが出来ました!皆さん、ありがとうございました!(至らないところが多くてすいませんでした!)
あと差し入れも山のようにいただいてしまい…もうバカ!!食べるんだからね!!ありがとうございます!
会場について
カフェの二階を貸し切りでやったことと、「女性限定」としたことで、人の目を気にすることなく気兼ねなく体験していただけたのは、非常に良かったと思います。
順番待ちの間も皆さん歓談されていまして、さながら女子校のお昼休みといった雰囲気…
正直、かなりうるさかったのではないかと思います…(;´∀`)タハハ
会場をお借りしたチーパズさんに申し訳なく思いつつも、貸し切りで良かったと安堵。
ミラーリングで体験中の画面を見られるようにしてあったので、体験中のほかの参加者が何を眺めているかも見られ、楽しんでいただけたようです。
こういうものをやる時って、会場探しが一番難しいのです。
電源が確保できる場所…どうしても会議室などを借りることになり、たいしたコンテンツがあるわけでもないのに参加者さんたちに場所代を出していただくのも心苦しい。
ですが、今回はたまたまご縁がありまして、ギャラリーも併設しているチーパズカフェさんのご厚意で「参加者のワンドリンク注文」だけで…無料で場所を貸し切りにしてくださいました。
雰囲気もよく、フィギュアがずらりと並べられた空間は、居るだけで楽しいです。
本当にお世話になりました。Oさん、ありがとうございました!
チーパズカフェ (CHEEPA'S CAFE) - 銀座/喫茶店 [食べログ]
さて、参加者の皆さんの反応をまとめてくださったものがこちら。
(ありさとさん、ありがとうございます!)
ほとんどの方が、Oculus初体験。
皆さんの反応を間近で見られるのが、非常に楽しかったです。
多くの方は、「もうちょっと近づけますよ」と言ってもあまり近づかなかったり、照れてしまうというのか、恐る恐る遠くから放心したように見守ってました。
もちろん、上から下まで舐めるように眺める方も。
今回のモーションはずっと前向きなので、「お尻が見られない!」と色んな方からお叱りを受けましたw
今回のコンテンツについて
募集ページでも紹介している通り、今回の企画の一番のポイントは「参加者の好きなキャラクター(モデル)が見られる」ということです。
もちろん、ミクさんはかわいいです。みんなミクさん大好き。でも、初めて立体視するなら、やっぱり「一番好きなあの子」がいいに決まってます。
初めてOculusを体験するのに、Mikulus…ミクさんを見たら「おおー」「すごいねー!!」みたいな反応はあるでしょう。
でも、これが一番好きな、大好きなあのキャラクター、あのモデルだったら!
絶対にもっと激烈な反応になるはずです。
私はそれが見たい。
というわけで、参加者30人全員に事前に好きなキャラ・モデルを数人分指定してもらい、モデラーの許可を得て、それらのデータを全部用意する…という…
終わってから言うのもなんですが、アホか…みたいな…
とんでもない物量作戦に…結果的にはなりました…
いや…だって…見るの1人じゃつまんないでしょう…許可もらえなかった時のために候補として3人は挙げておかないと…みたいな…
そんなわけで、1人の参加者につき1~3人くらいのデータを用意するという…ことになったわけです。
ただ、キャラ選択かぶりも少なからずあったので、もちろん90人分あったわけではなく…いまざっと数えたら40人ちょいでした。
基本的には、「ニコニコしながら手を振ってくれるモーション」をMMD上で作り、モデルに適用してデータ作成しました。
私はUnityを使い始めたばかりでまだ色々わからないことが多いため、今回はほとんど「MMDで作ったモーションをただ再生するだけ」です。
そして、Unity側で「HeadLook」という、体験者の目の動きにモデルが目を合わせてくれる、動きについてきてくれるという設定をしています(これが無いとさみしい!)。
あと、まばたきもしてくれます。
つまり「『Mikulus』の、あなたのお好きなキャラバージョン」を山のように作ったわけです。
初音ミクと同じ世界に入れる“Mikulus”などが集結! 話題のVRデバイス“Oculus Rift”の体験イベントが開催 - ファミ通.com
ですが、ニコニコして手を振るのにそぐわないモデルも居ます。そういうキャラには「ツンデレモーション」を別に作成し、手は振らず、笑わず、腕を組んで時々ふいっと顔をよそに向ける…というようなデータにしました。
また、ほかのモデルと少し違うモデル(子供だったり、女の子だったり)には、手振りモーションを少しいじって、ピョンピョン跳ねたりなどのそれらしい動きをくわえたモーションを作ったりなどもしました。
また、モーションを一種類つくっても、たくさんのモデルにそれを読み込むと、完全に同じ動きにはなりません。
特に表情はかなり出具合が変わってくるので、MMD上で全てのモデルに一度基本モーションを読み込んで、それらしい表情をそれぞれ付け直しました。
口の開き方ひとつ、眉の上下ひとつを取っても、あのモデルだといいけどあのモデルだとなんか間抜け…ということはあります。そのあたりは、できる限りおかしくならないよう直すようにしました。
また、手振りモーションでも「半開きの手を振る」のが似合うキャラと、「パッと大きく開いた手を振る」のが似合うキャラといますので、そういった細かいところも直します。
本当は全てのキャラに違うモーションをつけられると良かったのですが、それはさすがに無理だったので、細かいところや表情を直すのにとどめ、ほとんどのキャラは手振りモーションになっています。
そうやって、地道に一個ずつ、モーション直し、Unityに読込み、HeadLookなどの設定をし、出力し、動作確認し…
前日までになんとか全データ完成させられて良かったです。
また、普段使わないモデルさんを動かすのも面白かった。
今回数人のモデラーさんも来てくださり、自分のつくったモデルを見ていただいたのですが、皆さんにとても喜んでいただけたようで、安心しました(許可をくださったモデラーの皆さん、本当にありがとうございました!)。
正直DK1の時点ではまだまだ解像度が低く、体験した当初「これはまだまだモデラーには見せられないな…」と思っていたのですが、DK2になってからは飛躍的に美しくなり、これならモデラーに見せられる!と感じました。
たぶんこれからもっと美しく見えるようになっていくはずです。
もっと画面の解像度があがったら、ARも手軽に楽しめるようになると思います。
更に今回は、MMDで動画を作っている参加者が多かったので、事前に参加者がモーションを作ってくれて、それを読み込んでデータを作ることもしました。
気合の入ったモーションで見るコンテンツはまた格別です。
3Dでモーションを作るのは、なかなか難しいです。Unity側でも、好きなようにモーションを作るのはかなり困難。
その点、MMD操作に長けた人は、自分で自分の好みのモーションをある程度作れます。これは非常な強みです。
というわけで、モデラー・モーション作成勢双方に楽しんでいただけたのではないかと思います。
開催を決めてからほぼ二週間の短い準備期間で、結構頑張ったのではないかと…
おわりに
現状まだ、Oculusを購入し、このように自分でコンテンツを作って遊ぶ・見るのは、よほどの物好きかガチでないと勧めにくいです。
Oculus本体・UnityPro(これはそのうちProでなくても出力出来るようになるかも)追記:Unity無料版でもOculus用出力できるようになるらしいです…!!(2014年10月現在はまだ…
・Oculus視聴に耐えうるfpsを叩き出せるグラフィックボードを乗せたハイスペックPCなどが必要で、お金がかかってしまいますので…
でも、あと一年もすれば格段に手を出しやすくなっているはずです。
DK2は開発キットですが、一般発売の汎用機も、来年の夏くらいまでには出るはず。
MMD自体も、Oculusに対応するかもしれません(MMD開発者の樋口さん自身が「現時点で対応して、一般発売したら仕様変更するの面倒だから、やるなら一般発売してからにする」とおっしゃっていたので、実現するとなると少し先の話になるでしょうが、MMDから直接Oculusコンテンツを出力出来るようになったら…ものすごいことですよ!!)。
今までMMDを散々布教してきた経験上、たくさんの人に新しい技術を試してもらうと、その中に数人、本気で手を出してくれる人が出現するのです。
これからもきっと何度かOculus体験会をやると思うんですが、体験してくださった皆様の中から、新たにOculusコンテンツを生み出してくれる方がきっと出てくる!
それが楽しみで、体験会を企画しました。
MMDをはじめた当初に比べて、MMDで動画を作って楽しむ人の人口がどれだけ増えたことか。
私は気が長いですよ!数年後が楽しみです。